米5月雇用統計発表 雇用状況は大きく改善したがドル売り優勢の展開!
4日、米5月雇用統計が発表され失業率は5.8%、非農業部門雇用者数は55.9万人と先月より大きく労働状況は改善されましたが、為替相場は期待値が更に高かったためにドル売り優勢の展開となりました。労働参加率が依然として低かった背景には9月まで延長された失業給付の影響で職に就く事よりも給付金を得る事を選択している失業者が多いことが予想されているようです。
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米5月雇用統計
4日、米労働省が5月の雇用統計を発表しました。失業率は5.8%で先月の6.1%から改善し、市場予想の5.9%も上回りました。非農業部門雇用者数は55.9万人で先月の26.6万人(修正後27.8万人)から大きく上昇したものの、市場予想の65.0万人には届きませんでした。平均時給は前年比+2.0%で先月の0.3%(修正後0.4%)からこれも大きく上昇、市場予想の1.6%も超えました。この結果からみても新型コロナウイルスワクチン接種が広がり、景気回復が順調に進んでいることがうかがえます。
市場アナリストによると非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回ったことは、現在のコロナ禍の中で経済指標を正確に予想することが非常に難しいからだとしています。いずれにせよ大幅に雇用状況が改善していることは喜ばしいことだと述べています。
一方で労働参加率(生産年齢人口(16歳以上の人口)に占める労働力人口(就業者+失業者)の割合)は61.6%と依然として感染拡大前の63.3%を大きく下回っています。理由としては9月まで延長された失業給付の影響等もあり、職探しをするよりも失業給付を選択する失業者が多いことがあげられます。しかし、追加の失業給付が期限切れとなる9月上旬には労働市場に失業者が戻ってくる可能性は高く、労働参加率が上昇すれば、問題となっている労働力不足も徐々に解消され、非農業部門雇用者数も新型コロナウイルス感染のパンデミック前の水準に近づいていくことが想定されます。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米5月雇用統計発表後の為替相場はドル円で110.1円あたりから109.4円あたりまで70pips程度いっきに下落しました(ドル売り)。その背景にあるのは雇用統計の内容的には良いものではありましたが3日に発表された5月ADP雇用統計の結果が+97.8万人(予想値+65.0万人)とあまりに良かったため、市場参加者の期待値のハードルが上がっていたからだと予想されます。
今回の大きな相場変動によって、当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAにも影響が出て損失を出したものもありました。しかし今回の雇用統計については当社ウェブページ上ならびに当社が発行しているメルマガでも雇用統計発表前のポジションの手動決済とEAの一時稼働停止を推奨していましたので影響は限定的だったものと思われます。今週は10日のECB政策金利発表や米国の5月消費者物価指数の発表以外は目立った経済指標も発表されないため、落ち着いた相場の動きになることが予想されます。
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