2019年3月18日からの週の注目の経済指標
2019年3月18日からの週の注目の経済指標を紹介します。注目の経済指標は為替相場の動きに影響を与える可能性が高い経済指標ですので、発表時および発表前後は注意が必要です。
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FOMC政策金利発表およびパウエルFRB議長発言
3月20日27時(3月21日3時)に発表されるFOMC政策金利発表、およびその後のパウエルFRB議長発言に注目です。
市場では政策金利は現状維持の予想が圧倒的で、その確率は現在98.7%になっております。おもしろいのは時点予想が1.3%で利下げになっていることです。昨年までは利下げ予想はほとんど見られなかったのですが、現在の米国の景気動向はこれ以上の利上げを必要としていないことが分かります。
政策金利発表から30分後の27時30分にはパウエルFRB議長の会見が予定されています。今後の利上げペースについて、またバランスシートの縮小についてのコメントが聞ける可能性があります。バランスシートの縮小の年内終了が正式に発表されるかどうかに注目です。
先月、パウエルFRB議長は「正常化終了までの道のりを示す計画は策定されたと考えており、近く発表できると期待している。」と発言していますので、今回の議長発言で聞ける可能性は十分にありそうです。
バランスシートについての詳細はMT4で分析するパウエルFRB議長発言の記事をご覧ください。
英中央銀行(BOE)政策金利発表
3月21日21時に英中央銀行(BOE)の政策金利が発表されます。市場予想は現状維持の「金利0.75%」となっております。
英国は先日EUからの離脱案が議会採決で否決され、離脱期限を3ヶ月延長したことで市場を騒がせました。
今後どのような景気動向になるのか先が読めない状況ですので、今の時点で利上げ利下げを行う事は考えにくい状況です。現状維持が発表されたさいに相場がどのように動くかは分かりませんが注意するに越したことはありません。
また同時間に英中銀金融政策委員会(MPC)の議事要旨も発表されますので、こちらも注目してください。
米2月中古住宅販売件数
3月22日23時に米2月中古住宅販売件数が発表されます。3月14日に同じ住宅関連指標である米1月新築住宅販売件数が発表され予想を大きく下回る結果が発表されましたが、中古住宅販売も予想を大きく下回る結果になると、相場に何らかの動きがあるかもしれません。
予想は510万件で前月比+3.2%となっています。
その他の注目材料
相場の動きに影響を与えそうなその他の注目材料ですが、米中貿易協議があげられます。
現在米中貿易協議は、知的財産権についての協議が難航中で4月までは首脳会談は無いとの報道がありました。トランプ大統領も私は(合意を)急いでいない。適切な取引を望んでいる」と述べるなど、早急の合意には至らないと予想されています。
正式な合意はもちろん両国の首脳会談で行われるのでしょうが、中国側が首脳会談で決裂することを避ける為に事前交渉そ水面下で行っているという報道もあります。
そうなると今後、首脳会談までに関連情報が入ってくるなど相場を動かす材料が出てくるかもしれません。
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