MT4で分析する1月米新築住宅販売件数

2019年03月17日

2019年3月14日日本時間23時に1月米新築住宅販売が発表されました。

米新築住宅販売件数とは、前月の28日から当月4日までに米国で販売された新築住宅の件数です。新築住宅販売件数とは「土地付きの新築住宅販売」であって、保有する土地に新築住宅を建築したものは含まれません。

米新築住宅販売件数は国民個人の景気状況が反映されるため、国の景気動向に対して最も先行性が高い指標のひとつと言われています。つまり米新築住宅販売の結果は今後の米国の景気動向を知るうえで非常に重要な指標だということです。

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1月米新築住宅販売件数の結果

1月米新築住宅販売件数は予想62.0万件に対して結果60.7万件で前月比-6.9%となり3ヶ月ぶりの減少となりました。また前年同月比と比較しても-4.1%と減少しています。

さらに合わせて発表された新築住宅販売価格(中央値)は31万7200ドルで、これも前年同月比で3.8%値下がりしています。

MT4チャートでの1月米新築住宅販売件数

それでは、MT4で1月米新築住宅販売件数発表時のドル円チャートを見てみます。

チャートの時間足は5分足です。

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1月米住宅販売件数は予想を下回ったため発表直後からドル売り円買いの動きがみられました。ただし反応は限定的で10pips程度の下落に留まりました。

ここ最近は住宅関連への指標に対して市場の反応が鈍い傾向が続いていますが、今回もそれにならった状況になったようです。

今回の1月米新築住宅販売件数を受けて

先述したとおり今回の1月米新築住宅販売件数は3ヶ月ぶりの減少となりました。

しかし同日発表された前月の米新築住宅販売件数の改定値が3万1000戸上方修正されました。これで過去3ヶ月分の上方修正は6万3000戸にものぼります。

この結果を受けてエコノミストは今回の米新築住宅販売件数は減少はしたが、トレンドの底であった2018年10月以降は回復していると分析しています。

またここ最近住宅価格の高騰が個人の購入意欲を抑制している状況になっていますが、今回販売価格が減少したこと、また賃金の上昇や住宅ローン金利が低下してきていることなどから、今後販売件数は上向くとの見方も示しています。

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