円安が続行 ユーロ出口戦略と英総選挙の世論調査
5月に入ってから、円安の流れが続いており、本日15:00過ぎにはドル円が112円を上抜きました。
昨夜発表された米国の経済指標は、PCEコアデフレーターこそ予想通りだったものの、PCEとISM製造業景況指数は予想を下回りましたが、ドル円相場は大きなドル売りにはつながらず、逆に上昇トレンドが形作られています。
明日にはFOMCが予定されていますが、市場は昨夜の経済指標の結果が今後のFRBの利上げペースに、影響は与えないと見ているようです。
またトランプ大統領が米朝首脳会談の可能性について言及したことで、リスク回避の動きが緩和されたことも要因でしょう。
ユーロについては、ここ最近の欧州経済指標に強い内容が出ていることから、堅調な動きを見せています。
特にユーロ円相場には強めの上昇トレンドが出ており、この対ユーロでの円売りがドル円相場での円売りにつながっているという見方もあるようです。
また4/27のECBではドラギ総裁が「出口戦略の議論もなかった」と発言しましたが、6/8のECBでは出口戦略に向けてなんらかの動きが見られるのではとの期待感も強いようです。
ポンドはメイ首相が総選挙の前倒しの意向を発表してから、上昇トレンドが続いています。ポンドドルでは調整局面に入っていますが、ポンド円ではまだトレンドの終了を示唆する動きは出ていません。
その総選挙の最新の世論調査では、メイ首相の保守党の支持率が47%で、野党労働党の支持率28%を大きく引き離しています。
4/13の時点では保守党が44%、労働党が23%でしたので差が開いてきている状況です。
先に申し上げましたが、明日5/3の27:00にFOMCが予定されています。
市場予想では、現状維持の確立が95.2%と圧倒的です。
また明日のFOMCではイエレンFRB議長発言も経済見通しの発表も予定されていません。
おそらく発表前後で大きく値が動くことはないでしょうが、FOMCに関しては何があるか分かりません。
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