米雇用統計前に市場は神経質に

2016年09月02日

昨夜発表されたISM製造業景況指数は、予想52.0に対して49.4と予想を大きく下回る結果になりました。

今年の初めは50を割り込むこともありましたが、予想とここまで乖離するのは昨年の12/2以来でしょう。

この結果はかなり弱いと言わざるをえません。

この結果を受けてドル円は104円直前まで急伸していましたが、一気に103.1円付近まで下落しました。

そうなると本日の雇用統計との関連が気になりますが、昨年の12月の雇用統計では、失業率は予想通りで非農業部門雇用者数は予想以上でした。

この結果を見る限り、あまり関連性はなさそうです。

市場もISM製造業景況指数発表以降は、少々神経質な値動きになりましたが、徐々にドルが買われる展開になっており、現在は半値戻りの状態です。

ここ数日何度も申し上げていますが、本日の雇用統計の結果は米国の9月利上げの強力な判断材料になる可能性があります。

予想以上の強い結果ならば、9月利上げの市場期待は一気に高まり、逆に弱い結果ならばドルの失望売りが出るでしょう。

いずれにせよ、発表直後は相場はかなり乱高下するおそれがあります。

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