強い雇用統計、来週末はMT4 EAの稼動に注意
昨日は米雇用統計が発表されました。
失業率は予想の4.8%に対して4.9%と前回と変わらない内容でしたが、これは労働参加率が前回の62.7%から62.8%に上昇していることも関係しているでしょう。
非農業部門雇用者数は、予想の18.0万人を大きく上回る25.5万人。
さらに平均時給の前月比は予想の+0.2%を上回る+0.3%(前回+0.1%)となり、強い内容の雇用統計結果となりました。
この結果をうけて、年内の米利上げ確率は32%から46%に大きく上昇しました。
ただアメリカ経済が安泰かと言うと、そうとは言いきれません。
ここ数日の経済指標を見ても、建設支出、個人所得、ISM非製製造業景況指数、貿易収支などは予想を下回る内容です。
貿易収支に関しては、8/26に発表される米4-6月期四半期GDP改定値に影響を与え、下方修正されるおそれがあります。
イエレンFRB議長は、利上げに関しては雇用を最重点に考える傾向がありますが、弱い経済状況の中では利上げに踏み切れないでしょう。
雇用統計の強い結果はドル円相場を円安方向に動かしました。
発表前101.0円付近でしたが、発表後は一時102円代に入り、最終的には101.8円付近で週末の取引を終えました。
来週は相場を大きく動かすような、これといった経済指標は発表されず、材料薄の週になりそうです。
このようなケースでは、普段は無視されるような指標の結果が大きめの値動きを見せる傾向があります。
可能性があるのは、8/12のドイツとユーロの四半期GDP改定値と同日発表される米小売売上高でしょうか。
この日は週末で、日本も盆休みに入る前日になりますので、相場が動きやすい状態になります。
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