ユーロの弱さとアメリカ経済指標の弱さが浮き彫りに
今週はユーロの弱さとアメリカ経済指標の弱さが浮き彫りになった週でした。
まずは週初めの3/9、ECBが量的緩和を開始すると欧州債券は利回りが低下し、ドイツ国債は7年債までマイナス利回りになりました。
その後ユーロは大きく売られ、ユーロドルは1.1ドルを大きく割り週末の終値では1.05ドルを下回りました。
今後は1.0ドルの等価レートが意識される展開です。
その弱いユーロに対しては優勢を保っている米ドルですが、3/12発表の小売売上高、3/13発表の生産者物価指数ともに予想を大きく下回る内容でした。
ここ最近アメリカの経済指標結果は雇用関係以外は弱い内容のものが多く、早期利上げ観測も尻すぼみになっている状況です。
米国債の利回りも低下しており、上値は重いようです。
ただ、かといってドル売りの勢いを強めるような材料もないため、ドル円は週末にかけては上値121.6円付近、下値121.0円付近での非常に狭い範囲での取引になっています。
このボラティリティの狭い中での動きは、3/18 27:30に予定されているイエレンFRB議長発言まで続く可能性があります。
同日の27:00に予定されている政策金利発表での利上げは99.9%ありえないでしょうが、とにかくFOMCは瞬間的に大きく値が動きやすいので要注意です。
その他来週気を付けるべきイベントは以下。
3/17 15:30 黒田日銀総裁会見3/18 18:30 英中銀金融政策委員会議事要旨
3/20 8:50 日銀金融政策決定会合議事要旨
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