最新ニュースと経済指標

2015年9月、アメリカ利上げの可能性

2015年08月09日

今週のメインイベントはアメリカ雇用統計でした。

8/4にはアトランタ銀行ロックハート総裁が「FRBは利上げに近づいている。9月に利上げを確信できないとすれば、かなり弱いデータが出たときだけ」と発言しました。

結果的には8/7に発表された雇用統計は、ほぼ予想通りの結果、特に強い内容でもありませんでしたが、さほど悪い内容でもありませんでした。

ロックハート総裁の発言からいけば、9月利上げの可能性は高まったと考えるべきかもしれません。

また8/6の英中銀政策金利発表は利上げ期待が高まっていましたが、蓋をあけてみれば現状維持。

利上げを主張した委員も9人中ひとりだけでした。

この結果を受けて、利上げ期待は明らかに後退し、ポンドは急落しました。

来週は8/13 20:30のECB理事会議事要旨、8/14 18:00のユーロ四半期GDPあたりに注意が必要です。

当サイトのMT4 EAをご使用の方々は、ユーロドル用EAを中心に稼動管理を行ってください。

当サイトのEAにご興味のある方は以下のボタンよりMT4 EAを無料にて取得可能です。

MT4 EA

ブログランキングにも参加していますので、ページ訪問をきっかけに是非クリックをいただけると嬉しいです。

にほんブログ村 為替ブログ FX初心者向けアドバイスへ にほんブログ村

2015年9月、アメリカ利上げの可能性の続きを読む

中国株が大幅続落

2015年07月28日

皆様ご存知のように中国株が大幅に続落しています。

6/12に5166.35の最高値をつけたあと、現在3625付近まで下げました。

実に30%に下落です。

中国株のバブル崩壊は誰の目にも明らかな状況です。

以前これと同じようなケースがありました。

2006年1月(1161.06)から上がり続けた中国株は、2007年の10月に最高値(6092.06)を記録し、その後2008年の10月までの約1年間で1728.79まで下落しました。

わずか1年間で株価が3分の1以下になったということです。

ただしこれは、今回のケースとは内容が異なります。

2007年前後の急騰急落は中国政府の「株式分置改革」の取り組みが背景にありました。

ようは実体経済とは全く違うところで、株価が変動していたことになります。

しかし今回は単純に中国経済懸念による株売りが原因です。

特に中国は株式市場の大半を個人投資家が占めていますので、マネーゲーム的な要素が強く、急騰急落になりやすいという環境があります。

実体経済と中国株のレート変動の関連性はあまり深くないと言われていますが、中国の経済指標の落ち込みは現実に起こっています。

中国側が発表する経済指標そのものも、信頼性が低いという意見もありますので、今後も中国株式市場は不安定な状況が続くでしょう。

今回中国株は急落しましたが、まだまだ1年前に較べたら80%近く高値の状態です。

中国経済崩壊とまでの判断は下せないでしょう。

中国株が大幅続落の続きを読む

FOMCに注意してFXトレードをしてください

2015年07月26日

今週は全体的に市場を動かす材料に乏しく、動きの弱い相場になりました。

来週にはFOMCが控えていますので、その様子見といった要因もあったのでしょう。

注目の内容としては、7/22の英中銀金融政策委員会議事要旨が上げられます。

これは7/14にカーニー英中銀総裁が発言した「利上げの時期は近づいている」に対する情報を得られる期待感からです。

議事録では全員一致で政策金利据置きであったことから、少々肩透かし感が漂いましたが、多くの委員がインフレリスクを指摘していたことが分かり、利上げ期待が再確認されました。

8/6の英中銀金利発表は要注意です。

アメリカの経済指標では7/22の中古住宅販売件数は予想を上回る内容、7/23の新規失業保険申請件数も41年来の低水準となりドル買いを推し進めることになりました。

ただし、ここ最近の原油安や株安、利回り低下の影響で上値は重く、さらに7/24の新築住宅販売は予想外の悪い内容で、ちょっとしたネガティブサプライズになりました。

今後はおそらく7/29のFOMCまでは、動きの弱い展開になると思われます。

視点を日本に向けると、黒田日銀総裁が「日本のインフレ率は、向こう数ヶ月で相当加速するので、追加緩和は必要ない」との発言をしました。

個人的には、そういった材料が全く見当たらないので、発言の真意を問いたいところです。

IMFもこの発言に対して「中期的に日本のインフレは日銀の目標に到達することはないので、追加緩和の強化が必要」と意見しています。

ここ最近、日本の経済政策はフワフワとしており筋の通った状態ではない印象がありますので、今後なんらかの動きがあるかもしれません。

とりあえずは7/31の消費者物価指数の結果に注目があつまりそうです。

さて来週は先に述べましたが、7/29の27:00に発表されるFOMC政策金利に注目が集まります。

ここでの利上げは99%ありませんが、イエレン議長発言は重要です。

FOMCに注意してFXトレードをしてくださいの続きを読む

ギリシャ問題後退と決着

2015年07月19日

今週は週明けからギリシャ問題中心に市場が動きました。

結果的にはユーロ圏首脳会議では、全会一致でギリシャ支援続行に合意。

ギリシャでは賛成多数で改革案が可決されました。

これで一応は、ギリシャ問題は決着といったところでしょう。

今週はイエレンFRB議長発言もありました。

内容的には「年内のいずれかの時点で利上げが必要」といままでの姿勢を崩していないのですが、ギリシャ懸念の後退と中国株の動きが落ち着きを見せていることから、ドルが買われる展開になりました。

今後は再度アメリカの利上げ時期に市場の関心は移っていくでしょう。

来週は特に目立った指標などはありませんが、ひとつ注意すべきなのは7/22の英中銀金融政策委員会議事要旨です。

7/14にカーニー英中銀総裁が「利上げ時期は近づいている」と発言したことから、その経緯に興味がもたれています。

内容次第では、一時的にポンド買いが進行するかもしれませんので、当サイトのMT4 EAをご使用の皆様は、発注ロット数の調整などを行ったほうが良いでしょう。

当サイトのEAにご興味のある方は以下のボタンよりMT4 EAを無料にて取得可能です。

MT4 EA

ブログランキングにも参加していますので、ページ訪問をきっかけに是非クリックをいただけると嬉しいです。

にほんブログ村 為替ブログ FX初心者向けアドバイスへ にほんブログ村

ギリシャ問題後退と決着の続きを読む

最近はギリシャ問題一色

2015年07月12日

今週はギリシャ問題一色という感じでした。

まずは週初め、ギリシャの緊縮財政国民投票の結果は、緊縮反対が61.3%、賛成が38.7%でした。

この結果に対しては、それぞれ色々とご意見をお持ちでしょうが、我々が気にすべきことは、今後の展開と相場の動きです。

国民投票終了直後は、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が高まったとのことでユーロ売りがすすみました。

ここで欧州連合側が態度軟化を示すことは、同様の債務問題を抱えているスペイン、ポルトガルがいるので許されません。

そうなるとギリシャの改革案を待つしかないわけです。

最大の債権国であるドイツは「ギリシャの構造改革なしに連帯はない」と釘をさしました。

また同時に欧州への天然ガス計画にとって、重要な位置にあるギリシャとの結びつきを強く望んでいるロシアとの協定も噂されています。

そんな中、7/10にギリシャは欧州連合に新改革案を提出しました。

この内容が先月に欧州委員会が出した案に類似しているとの報道があり、合意期待からユーロが買われる展開になっています。

オランドフランス大統領も「真剣で信用に足るもの」と評価しているとのこと。

週明けは目が離せない展開になりそうです。

当サイトのMT4 EAをご使用の方々は、週明けは発注量等に注意されてください。

当サイトのEAにご興味のある方は以下のボタンよりMT4 EAを無料にて取得可能です。

最近はギリシャ問題一色の続きを読む