順張りと逆張り、どっちが良いのか

2014年01月14日

トレードは順張りがいいのか逆張りがいいのか?

皆さんはどちらが良いと思いますか?

この問題については、初心者だけでなく上級者の間でも議論されることがあるくらい、難解な問題のようです。

FX本を手にとって見てみると、「順張りが良い、順張りが良い」と口を揃えたかのように書かれているのではないでしょうか。

では順張りとはなんでしょう?

ひと言で言うと順張りとは「値段が動いている方向にエントリーする」ことです。

でも、ちょっと待ってください。

そう決め付ける前に、次のチャートをご覧下さい。

順張りor逆張り①

これは5分足チャートで現在のレートは黄色の矢印のところです。

しばらくダウントレンドが続いてましたが、トレンドラインを上抜け、さらに直近の高値も更新しました。

エントリー判断は「トレンドフォローで買い(ロング)」でしょう。

しかし次のチャートをご覧下さい。

順張りor逆張り②

このチャートは先ほどのチャートを4時間足で見たものです。

一番右はしが先ほどのレートの足になります。

5分足では一気にアップトレンドが発生してましたが、4時間足で見てみるとトレンドラインはわずかに上抜けているものの、直近の高値も更新していないし、なによりチャートの見た目で「まだダウントレンドが続いてるんじゃないか」と感じるでしょう。

この4時間足チャートの時間を少しすすめてみましょう。

順張りor逆張り③

赤い縦線が先ほどのチャートの位置です。

ご覧になって分かるように、5分足のアップトレンドは押し目を付けただけで、結局まだダウントレンドは終っていませんでした。

つまり5分足だけ見ていると順張りでエントリーしたようですが、じつは大きな値動きの中では逆張りだったということです。

ちなみにこの日の前後のチャートを日足で見てみると・・・

順張りor逆張り④

赤いラインが先ほどのチャートの部分です。

日足を見ても、先ほどのチャートは大きなダウントレンドの途中だったことが分かります。

このように、ある時間足ではダウントレンド(アップトレンド)に見えても、別の時間足を見ると全く逆のトレンドの途中である場合が多々あります。

まずは日足や4時間足などの長い時間のチャートで、キチンと今の方向性を確認し、短い時間足でエントリーのタイミングを計る。

これが取引の基本になります。

しかしこういったエントリーのタイミングはそうそうあるわけではありません。

下手したら1日中あらわれないこともあります。

株取引にしても、FX取引にしても初心者の方はとにかくエントリーしたがります。

短時間のうちに数十回のエントリーを繰り返す方もいるようです。

もちろん相場の経験を積んだ上級者ならば、ここぞという時に何度もエントリーを繰り返し多くの利益をあげることも可能です。

しかしそういった人は、長年の経験の中で相場観(相場勘ではありません)が身についていて「今がそのチャンスだ!!」といった判断ができる人です。

逆に言うと「チャンスだ!!」と思ったとき以外はエントリーしません。

上級者は自分の得意とするパターンを熟知していて、そのパターンが訪れた時だけ取引します。

初心者の方は、まずは色んな時間足のチャートを沢山見ながら「次はこう動くかも」と予想を立てることで、相場観が少しずつ身についてきます。

相場観を身につけるのは非常に大変ですが、身につけてしまえば無理なく相場で利益をあげることができます。

この相場観というのはエントリーよりもイグジット、つまり決済の時に威力を発揮します。

では、具体的にどういう時に決済すればいいのか?

それは、また後ほどお伝えしようと思います。

その前に、まだもう少しチャートの見方を紹介させてください。

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