雇用統計は低調な結果

2015年05月10日

今週はアメリカの雇用関係の指標の悪化ば目立つ週でした。

5/6のADP雇用統計は16.9万人で2ヶ月連続の20万人割れ。

5/7の週間失業保険申請件数も予想を下回る内容でした。

そういった中で発表された5/8の雇用統計でしたが、やはり雇用回復を印象付けるものにはなりませんでした。

失業率こそ先月から0.1ポイント良化して5.4%となりましたが、非農業部門雇用者数は予想を下回る+22.3万人

平均時給、労働参加率も鈍化傾向になりました。

また4月の雇用統計での非農業部門雇用者数では+12.6万人との発表でしたが、今回の雇用統計時に+8.5万人に修正されました。

これは2012年6月以来の低水準でしたが、失業率が改善されたことと、雇用者数が予想以下でしたが+20万人は超えたことで底堅い動きになり、ドル売りは限定的でした。

来週は米小売売上高や物価指数などの生活面での指標が発表されます。

予想を上回る内容になれば、再度ドル円は120円を超えてくるでしょう。

またギリシャ問題も切迫してきていますので、動向には注意が必要です。

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