移動平均線の使い方

2014年01月17日

前回の記事で、最強のインジケーターは移動平均線というお話をしました。

「なんだ移動平均線か~」とがっかりされた方も多かったでしょう。

しかし、移動平均線は本当に使い方によっては最強のインジケーターになりうるのです。

MT4の自動売買で使用するEAでも、私の知る限り80~90%のEAで移動平均線は使用されています。

ただその使われ方は様々で、トレンドの判断のほか、エントリー判断、イグジット判断にも使われてるようです。

使用方法が幅広いのも移動平均線の長所でしょう。

さて、今回からは移動平均線の使い方について少しずつ踏み込んでいきたいと思います。

まずは移動平均線の中でも一番シンプルな単純移動平均線です。

インジケーターの中で最もメジャーなものですから、使われている方も多いでしょう。

問題は、「どういう使い方をするか」「何本移動平均線を使うか」です。

どういう使い方をするかについては、まずは「トレンドの方向と勢いを見る」使い方について説明します。

こういった使い方に向いているのは「100本移動平均線」などの長い足の移動平均線です。

本数については、それほど神経質になる必要はありません。

別に120本移動平均線でも150本でも200本でも構いません。

ではまず次のチャートをご覧下さい。

100本移動平均線①

赤いラインが100本単純移動平均線です。

ご覧になってわかるように、ローソク足は移動平均線の上下を行ったり来たりしています。

当然このような状態は「トレンドが発生していない」状態と判断できます。

では次のチャートをご覧下さい。

100本単純移動平均線②

これも一目瞭然ですね。

移動平均線は大きく右下に傾き、ローソク足は常に移動平均線の下にあります。

これは「ダウントレンドが発生している」状態です。

この場合は、黄色の楕円の中でエントリーしておけば、イグジットのタイミングにもよりますが、かなりの高確率で利益を出すことができます。

また、順張りがいい? OR 逆張りがいい?でも説明しましたが、より長い時間足のチャートでも同じ方向のトレンドが発生している場合は、さらに確率が高まります。

しかし、実際にトレードを行うと、こういったはっきりしたトレンドが長く続く場面というのは、そうそうありません。

トレンドが出たと思ってトレードしたら、すぐに反転し高値づかみ(底値づかみ)だったということも良くあります。

もちろん、全てのトレードで高値づかみ(底値づかみ)を避けることはできませんが、別の移動平均線を併用することで、できるだけ避けることはできます。

それは、また次回に。

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