日本と海外のFX会社を比較して口座開設

2017年05月15日

FXトレードにはFX会社での口座開設が必要です。最近は投資家の目的にあわせて日本のFX会社と海外のFX会社を使い分ける方が多くなりました。日本や海外のFX会社にはレバレッジなどに大きな違いがありますので、有利なFXトレードが実現できるように各種サービスを比較しながら解説します。

レバレッジ

日本では投資家の資金を守るという理由で、2011年に最大25倍というレバレッジ規制が適用されました。海外の場合は、各国のルールに基づきレバレッジが設定されており1000倍のレバレッジを提供するFX会社もあります。

レバレッジとは、小さな力で大きなものを動かす梃子(てこ)のことであり、FXでは少ない自己資金で大きな資金を動かしたい場合に使われます。例えば10万円の自己資金で2倍のレバレッジを使えば20万円分のFXトレードができ、30倍のレバレッジを使えば300万円分のFXトレードが実現できます。このように少ない自己資金で大きな資金を動かしたい投資家は高いレバレッジが設定できる海外のFX会社での口座開設が向いています。

少ない自己資金で大きな資金を動かすということは、大きな利益が狙える反面、損失も大きくなることを理解する必要があります。レバレッジに関する詳しい内容は以下ページからご覧いただくことができます。

FXのレバレッジとは、日本と海外との違い

スプレッド

スプレッドとは、通貨の売値と買値の値段の差でありスプレッドは各FX会社が独自に設定を決めてFXトレーダーに提供しています。日本のFX会社はスプレッドが狭く、海外のFX会社は日本のFX会社よりも若干広めにスプレッドが設定されています。

スプレッドが狭ければ狭いほどFXトレードでの利益が獲得しやすくなりますが、スプレッドが狭いことだけに注目してしまうのは危険です。日本のFX会社は、発注した為替レートとは異なる為替レートで約定してしまうスリッページが起こりやすく、値動きの激しい為替相場ではスプレッドが広がることも多々あります。一方で知名度の高い海外FX会社は約定力が強くスリッページがほとんど発生せず、日本のFX会社と比較するとスプレッドも広がりません。

スプレッドの広がりは重要指標発表時などの値動きが激しい相場で起こるため、値動きの激しい相場でFXトレードをしない方は日本のFX会社で十分ですが、値動きが激しい相場でのFX取引も考えている場合は海外のFX会社で口座開設をおこなうことをおすすめします。スプレッドについての詳細は以下ページをご覧ください。

FXトレードでのスプレッド

スリッページ

スリッページとは、注文した為替レートとは異なる為替レートで約定してしまう現象のことで、狭いスプレッドを提供している日本のFX会社で良くみられる現象です。スリッページは重要指標発表時や値動きの激しい為替相場で発生することが多いため、日本のFX会社を利用しているFXトレーダーはこのような相場でのFX取引を避けた方が良いでしょう。

海外のFX会社は約定力が強いためスリッページがほとんど発生しませんが、日本のFX会社と比較するとスプレッドが若干広くなります。値動きの激しい為替相場でFXトレードをおこなう方は海外のFX会社で口座開設をおこなうと良いでしょう。

海外FX会社の比較

ゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは、急激な相場変動などによってロスカットが間に合わずに発生した追証をFX会社が負担する仕組みのことです。日本国内にはゼロカットシステムを採用するFX会社はありませんが、海外のFX会社のほとんどがロカットシステムを採用しています。ハイレバレッジで大きな利益を狙うFXトレーダーはロスカットシステムを採用する海外のFX会社で口座開設をすると良いでしょう。

大きな追証が発生した代表的な例に、2015年1月15日のスイスフランショックがあります。スイスの中央銀行であるスイス国立銀行が、ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)への為替介入をリスクと捉えて突然終了を発表した出来事です。ユーロ/スイスフランが大暴落してスイスフラン高が一気に進み、発表直後から20分間もインターバンクがレートをつけることができず、値がついた頃には直近のFXレートから1600pipsも値跳びしていました。当時この出来事は予測不可能であったため、日本のFX会社でFX取引をおこなう多くのトレーダーが証拠金を失い、さらに追証が発生しました。一方でゼロカットシステムを採用しているFX会社を利用していたFXトレーダーは証拠金以上の損失は発生しませんでした。

海外のFX会社だけにあるゼロカットシステムを詳しく知りたい方は以下ページをご覧ください。ハイレバレッジでFXトレードをおこなう方はゼロカットシステムがとても重要になりますので海外のFX会社で口座開設をしてFXトレードをおこなうのが最適です。

日本にはない海外FX会社だけのゼロカットシステム

ボーナスやキャンペーン特典

日本国内のFX会社には、口座開設と取引量などに応じて付与される数万円のキャッシュバックキャンペーンが多く用意されています。海外のFX会社にも日本に近いボーナスキャンペーンを実施しているFX会社がありますが、日本人の多くが口座開設をしている海外FX会社のボーナスシステムは、日本のFX会社とは比較にならないほどの特大なものとなっています。例えば、海外のFX会社のボーナスキャンペーンには入金額の200%が付与されるボーナスや、月間取引量1ロットにつき4USD相当のボーナスを付与するようなFX会社があります。日本のFX会社と海外のFX会社のボーナスやキャンペーンを比較すると、海外のFX会社に軍配があがります。

ボーナスやキャンペーン特典

海外のFX会社の信頼性

日本には、外為オンラインやDMMFXなどの有名なFX会社が沢山あり、TVCMなどを通じて目にする機会も多いことから安心して口座開設や利用ができます。一方で海外のFX会社の場合にはこのような情報が入らないため、どのFX会社での口座開設が最適なのかを比較しながら選定することが難しいといえます。

安心して利用できる海外FX会社を比較検討するためには、知名度の高いFX会社であるかをインターネットで検索したり、金融ライセンスを取得しているかをFX会社のホームページから確認することが大切です。金融ライセンスを取得している海外FX会社は各国の金融庁からの厳しい監督を受けており、さらに顧客資金も分別管理する義務がありますので信頼性が高いFX会社と判断できます。

当社では、日本で最も知名度の高い海外FX会社の中から、さらに比較検証を重ねて安心して口座開設や入金ができるFX会社だけを紹介しています。紹介している海外FX会社の中には2カ国での金融ライセンスを取得していたり、欧州の10カ国での金融業登録もおこなっているFX会社があります。日本語サポートも充実していますので日本人のFXトレーダーにとても信頼される海外FX会社といえます。

海外FX会社の比較

入金と出金について

日本と海外のFXを比較すると入金や出金方法に大きな違いがあります。日本のFX会社は日本国内の銀行での出入金に対応しています。海外のFX会社は各社により入出金の方法に違いがありますが、日本国内の銀行、クレジットカード、電子決済(ビットウォレットなど)、仮想通貨などに対応しています。

日本と海外のFX会社を比較すると、出入金スピードや操作の面から日本のFX会社の方が便利に感じますが、海外のFX会社も出入金のバラエティーが豊富であるため、どちらが便利であるかは口座開設をするFXトレーダーにもよります。

日本語サポート

日本のFX会社は日本にありますので日本人であればストレスなくFX会社を利用することができます。一方でグローバルにサービス展開をしている海外のFX会社も、日本のマーケットを重視しているため日本人による日本語カスタマーサポートが日本と比較しても同じくらい充実しています。

海外のFX会社で日本語サポートに力をいれているところでは、複数名の日本人スタッフが在籍し平日であれば24時間対応しています。最近ではチャットでのサポートも一般化されてきましたので、日本のFX会社との競争に勝つために日本国内のFX会社と比較しても日本語サポートが充実していると感じます。よって日本語サポートを中心に口座開設を比較検討している方は、日本と海外のどちらを選んでもサポート内容は同じとお考えください。

日本語サポート

自動売買ソフトのEAを使ための条件

自動売買ソフトのEAを使うためにはMT4が使えるFX会社を選ぶ必要があります。日本のFX会社にも海外のFX会社にもMT4が利用できるFX会社が沢山ありますが、EAのプログラムには相場ボラティリティの低下を感知すると、一時的にレバレッジを数十倍に高めると同時に損切幅と利益幅を狭くしてリスクを低くするというロジックが組み込まれていることがあるため日本の最大レバレッジ25倍では対応できないことがあります。このような理由から自動売買ソフトのEAを稼働させたい方は、海外のFX会社で口座開設をおこなうことをおすすめします。

なお、当社はMT4で稼働できるEAを無料で配布しているサイトです。当社がおすすめしている海外のFX会社で口座開設をしている方であれば、誰でも当社のEAを無料で取得することができますので、サイト訪問をきっかけに当社のEAを無料取得いただければ幸いです。

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