2015年3月の注意点と2月の結果

2015年03月02日

2月はオーストラリアの利下げというサプライズで幕が開きました。

その後、2/6のアメリカの雇用統計が強い内容で一時円安が進みましたが、その後はウクライナ問題、ギリシャ問題などでリスク回避の円買いが進行しました。

ウクライナ問題に関しては2/12に停戦合意が発表され、ひとまずは安定的な見方になり、市場の関心はギリシャ問題一点に注がれました。

2/18はFOMC議事録が公表されましたが、早期利上げに対する慎重な意見が見受けれられ、これもドル買いを抑制。

翌日2/19、ギリシャが正式に支援延長をユーロ側に要請し暫定合意したことで、ようやくユーロ売りが一段落しました。

2/24にはイエレンFRB議長発言がありましたが、6月利上げの可能性は否定はしないなかで、やはり慎重姿勢は崩さない発言になり、積極的なドル買いに結びつくような内容ではありませんでした。

マクロ的な観点で見ると、ポジティブな材料としては1月に行われたユーロ圏の追加緩和が良い成果を出し始めており、世界経済に良い流れをおこす材料になっている点です。

逆にネガティブな材料としては、アメリカ経済指標の停滞とギリシャ問題が根本的に解決できていない点があげられます。

日本としても本来なら更なる追加緩和を行いたいでしょうが、原油安の恩恵を受けたいがために、これ以上の円安誘導に気後れしてしています。

世界経済の状況はいまだ原油安や地政学的リスクもあり緊迫した状態ですので、今後の要人発言や重要経済指標に影響を受けて、大きな相場変動をおこす可能性は十分にありますので注視が必要です。

3月の注目経済指標

3/3(火) 12:30(豪)豪準備銀行政策金利発表(利下げ予想有)
3/4(水) 22:15(米)ADP雇用統計
3/5(木) 21:00(英)英中銀金利発表  21:45(欧)ECB政策金利  22:30(欧)ドラギECB総裁発言
3/6(金)   22:30(米)雇用統計
3/17 (火) 15:30(日)黒田日銀総裁記者会見
3/18 (水) 18:30(英)英中銀金融政策委員会議事要旨公表 27:00(米)FOMC政策金利発表

3/20 (金) 8:50(日)日銀金融政策決定会合議事要旨

3/3(火) 12:30発表の豪準備銀行政策金利は、利下げが予想されています。

前回2/3のサプライズ利下げは記憶に新しいですが、今回も利下げとなるとまた豪ドル売りが一時的に活性化するでしょう。

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